かえるのいえ•コロナ禍での居場所』

2022/02/13居場所の大切さは、居場所をはじめた時以上に、

居場所を閉めた時に強く感じることがある。

コロナ禍で、ごちゃまぜカフェを閉店してしばらくすると、
外の世界と繋がれなくなったことの苦しさや不安の声が届くようになった。

普段から繋がりを作ることが難しい人やそのご家族は、
コロナ禍で更に身を置く場所、心の置き場所を失いやすくなる。

はじめること以上に、閉めることの難しさをその時感じた。

一年後に新たな居場所『かえるのいえ』をスタートしてから、
丁度一年が過ぎようとしている。

2020年の年明けから、毎日多数のコロナ感染者が発表され、
かえるのいえも回数を減らしてオンラインを中心に繋がりを作ってきたが、
この数週間、話を聞いて欲しいと連絡が増えはじめている。

社会との繋がりが作りづらい若者の親御さんからの相談が増え、
個別でやり取りを続けている。日数を制限をしながら、
少人数づつ関わりを持ち続ける日々が続いている。

私たちに何が出来るのか、私たちにどこまで出来るのか、
先が見えない日々だけれど、『今日』を一緒に過ごした、
あの子たちの笑顔と笑い声を道しるべに『明日』へと手探りで進んでいきたい。

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